【金沢・七尾】石川県を旅してきました【3日目】
石川旅行3日目。前々回、前回と続きまして今日が最終日。楽しかったぶんあっという間の旅行だったなー。
【最終日】9:30 チェックアウト
昨晩からとまっていたルートインのチェックアウトは11:00までなのですが、朝食と朝風呂を済ませやることも特になくなってしまったのでとりあえず宿を出ることにします。
普段の休日なら贅沢この上ない二度寝も旅先では罪悪感を感じるも良いところですからね。それはそれで贅沢か?
宿を出てからは七尾を散策するつもりだったのですが、金沢に向かう特急の時間が10:20と13:31のいずれかと中々の選択を迫られるわけです。一本杉通りに再訪するか、金沢に戻って未訪の兼六園にチェックインするか。なかなかの二択に絞られたわけですが、まぁ金沢1番の名所も行ってないわけだし、てことで早い方の特急で金沢に戻るプランを決め込みました。一本杉はまたいずれ。のとじま水族館も行けてないしね。
10:20 特急サンダーバード
そんなこんなで急遽10:20七尾発の特急サンダーバードに乗り込みます。本当は13:31発の特急かがりびの指定席を予約していたのですが急遽乗車変更。JRの指定席は一度だけなら「乗変」として列車、席を変更できるのです。もし御入用でしたらみどりの窓口に相談してみるといいですよ(詳細はJR各社のHPをご確認ください)。
そんなわけで乗り込んだサンダーバードですがめっちゃ混んでやがる。自由席の通路にも立ちのお客さんがいるくらい。
なんとか窓側の席抑えられて良かったー。
七尾線は単線で、両脇には田園風景が広がるのですが、なんだか水田の海を走っているみたいでした。時期的に水張ってないけど。
11:18 金沢到着
1時間ほど電車に揺られて金沢にとーちゃく。既に山ほど写真は撮ってるのですが誘蛾灯に誘い寄せられる虫たちのごとく(かさきさいだぁ)鼓門の前まで向かってしまいます。平日月曜日のハズですが、新幹線が到着するタイミングなのかな、結構込み合っている時間もありました。
さすがにもう4度目くらいの来訪なので写真を撮ることもないですが。
そんで時間帯もちょうど良かったので昼飯をいただくことにしまして、今回訪れたのは金沢駅ビルにある金沢まいもん寿司さん。
初日は好き放題飲み食いしましたが今回はランチセットを注文。
上記の写真に加えてのどぐろの手巻き寿司も付いてきます。おれが行ったときはお値段2500円。破格だぜマジで。
おれ甲殻類アレルギーなんですが、伝えればちゃんと気遣ってくれて嬉しい。
おれが訪れたときはタイミングよく並ばずに入れたとですが、10分後くらいにはけっこうな行列ができていました。とはいえ回転もかなり早めだったので、思う以上には並ばないかも。
12:30 兼六園
はい出ましたど定番。言わずと知れた兼六園。もちろん立派なお庭ということは存じているのですが、正直おれあまり庭園に興味はないのですよね……ただ日本三大庭園のうち、水戸の偕楽園と岡山の後楽園には訪れたことがあったので、フルコンプの意を込めて立ち寄ってみます。
とまぁなんの期待もせずによっては見たのですが、
白地と空のコントラストに目をひかれたり、
休憩処ではビールも飲めたり(さすがに観光地価格だけどね)、
とまぁ、あれ、めっちゃ良くね? って感じでした。いや良いからみんな訪れてるんでしょうけど。おれも捻くれてばっかじゃなくてたまには世間の意見に耳を傾けてみるのも大事だなぁと痛感した次第なわけです。
ちなみに入場料は300円ほど。
14:00 金沢城公園
兼六園に続いての定番スポットですね。というか兼六園と隣接し、連絡道路もあるので何ならセットで周りましょう。庭に引き続き城にもあまり興味はないし歴史も詳しくない(おれは数学受験の文系)ので寄っても楽しめるかと思ったのですが、まぁ無料だし、てことで立ち寄ります。
どでっけぇ! すげー迫力だ。あと白っぽい瓦でまだ雪残ってるのかな? なんて思いましたが元々が白い瓦なんですね。漆喰でも塗ってあんのかな。
ぐるっと公園を一周したらぼちぼち帰りの時刻を気にしなければいけない時間となってきました。
15:30 金沢駅
そろそろ金沢ともお別れの時間です。駅ビルでお土産を買い、あとは帰りの新幹線用にビールなんかも買っちゃって発車時刻を待ちます。
帰りはさすがに普通車で。空いてんだろうと思ったのですが帰りの指定もほぼ満席。マジ人気なんですね金沢。北陸新幹線は偉大や。
そんなこんなで無事東京に到着! お疲れ様でした。
おわりに
以上、前回、前々回と続きまして二泊三日の金沢・七尾旅行記を紹介しました。
北陸は初めての訪問だったけど楽しかったなー。特に金沢は名所がギュッと近場に纏まっていて、徒歩でも十分回れる距離感が素敵です。まぁ三日間で合計56kmとか歩いてますけど。
あとはのと里山海道は運転していてめっちゃ気持ちが良い!
本当は日本海に沈む夕日をタイムラプスで撮りたかったり(猛烈な風雨のせいで断念)、のとじま水族館も行きたかったしあとは輪島の方も興味があったりと正直行ってみたいところはまだまだ尽きません。何よりのどぐろもう一回食いたいし。
またいつか、石川県。
ちなみに総撮影動画数は3日で410本。そりゃクタクタにもなるわ。
とか言いつつ、帰りの東京駅では帰宅ラッシュにかち合ってすぐさままた旅に出たくなりましたが。
次は諏訪にでも行こうかなぁ。
【金沢・七尾】石川県を旅してきました【2日目】
前回のポストに引き続き、今回は石川一人旅の2日目の行程です。この日はレンタカーを借りて北上し、七尾に宿泊する行程です。それではどーぞ。
【2泊目】10:00 チェックアウト
一晩お世話になったHATCHiさんを後にします。カプセルホテルもドミトリーもそれなりに慣れているのでよーく眠れました。
予約してあるレンタカー屋さんは金沢の駅前にあるので昨日の疲れから積極的に目を背けてくてくと歩きます。
ちなみに車種はVits。面白みもなくてすみません。
余談ですがTOYOTAのMiraiってあるじゃないですか。水素で走るヤツ。あれも実はレンタルが始まっていて、しかも京都と金沢は割安料金になっているようなので興味がある人はそっちを借りてみるといいかも知れませんよ。
11:00 のと里山海道
車を借りたら北上し海を目指します。あんまり運転に自信があるわけでもないんですけど大きなトラップもなく無事市街地からの脱出成功。
駅から10kmほど走らせると能登半島の西岸に隣接するのと里山海道に入ります。
きもちいー!
めっちゃ走りやすい道だ。まぁそれもそのはずで、元々は有料道だったらしいのですが数年前に無料化されたそうです。無料。大事にしたい日本語ですね。
当然? 信号もなし。パカーンと開けたパノラマビューにテンション上がります。普通の高速道はだいたい両サイド山ですからね。
ちなみにドライブ中はずっと吸盤マウントを使って車載動画を撮っていました。
使ってるマウントはデルキンのFat Gecko(吸盤が一つのタイプ)です。こいつのレビューもまたいずれしたいと思います。
あとビデオはiPhoneの有料アプリFILMIC PROで撮っているのですが、車載動画って手持ち撮影に比べ尺が長くなりがちじゃないですか、するとたまに熱暴走してこんなメッセージが出るので注意してください。
これが出るとせっかくの動画も水の泡、保存に失敗してしまうので気をつけましょう。このせいでおれは同じ区間2、3回往復しました。
だいたい尺が10分を超えると危険水域と考えた方が良いかなぁ。幸いドライブインは多めにあったのでなんとか対応できました。運転中のスマホ操作はダメ絶対。
12:00 千里浜なぎさドライブウェイ
市街地から海道に入って3、40分くらいで千里浜なぎさドライブウェイに到着します。ここが本日最大の目的地で、日本で唯一砂浜を走れる車道(公道)です。
全長は8km、悪天候でもなければ24時間開放されていて、車を走らせることができます。流石に夜間は真っ暗だと思うけど……。
砂の粒子が細かいから一般の車両でも走行可能らしい。普通の砂浜だとジムニーとかローバーじゃないと死にますからね……。
めっちゃ気持ちいいです。いやー、いい体験だこれ。
ただ風は超強い。重心が低いVitsでさえ走行中に車体が揺れるのが分かります。あと他の車両に踏み固められていないところは注意しましょう(地面が黒ではなく白っぽいところはアブナイ)。スタックしちゃう。
満足するまで走ったらカーナビに言われるがまま七尾方面に向かいます。
13:00 8番ラーメン
腹減ってきたところで近くに8番ラーメンの店舗があることが発覚。ミーハーなんで寄り道します。
ロードサイドのラーメンチェーンっていいですよね。ファスト風土に燦然と煌めく地元感。転じておれみたいな外部の人間からすれば転じて旅行してる感。書いてたらなんか地元の五味八珍に行きたくなってきた。
看板メニューらしい? 野菜ラーメンと一緒に餃子をいただきます。うーんホッとする味。
14:00 能登島
本来なら和倉温泉に向かい、能登島大橋から能登島に入ります。が、この日はフルマラソンが開催されていて一部時間帯橋が通行止めということで、事前にその情報を仕入れていたじょうつよなおれは能登島の西岸と能登半島を結ぶツインブリッジのとから島に入ります。ちなみに通行止めの話は前日に立ち寄った立ち飲み屋の店員さんから聞いていました。やっぱ現地の情報収集は大事やね。
道中長閑な漁村がありました。すげー郷愁感。思わず立ち寄ってカメラを構えてしまう。
ツインブリッジの規制が解除されている時間に合わせたので難なく能登島にIN。
この辺で雨が降ったり止んだりと忙しない空模様になってきました。弁当忘れても傘忘れるなとは金沢の格言を身を以て実感します。実感したく無かったけど。
しばらく能登島をドライブします。のとじま水族館はかなり行ってみたかったんですが時間の関係から訪れることはできず。結構悔しいぜ。
能登島大橋の交通規制が解けるタイミングを見計らって本州に戻ります。
ちなみにこのとき太陽が出たり隠れたりの繰り返しで、ビデオの露光調整に失敗しまくり結果3往復くらいしている。
15:00 和倉昭和博物館とおもちゃ館
あとは七尾でレンタカーを返却しホテルにチェックインするだけなのですが微妙に時間が余ってる。どこか近辺で寄れるところでもないかな、と思ってたらこんな施設があるやないですか。とりあえず興味半分で寄ってみます。
中はALWAYS的なアレ。というかオトナ帝国の逆襲でマコとチャコが住んでいる街まんまですね。
混雑はしていませんでしたがほかのお客さんがみんなカップルだったのが謎だった。てかなんだこいつ。
16:00 七尾到着
ぼちぼちいい時間になったのでいい加減七尾に向かいレンタカーを返します。駅までタクシー呼んでくれたのがありがたかった。
2日目の宿はホテルルートイン七尾です。宿泊は日曜日だったのでいくつかの宿に空きはあったのですが大浴場が付いているってことでここに決定。人工温泉ですけどね。
風呂に浸かってからしばらく部屋でビールを飲みつつ休憩。一日我慢していただけあってウマイ。
17:30 七尾散策
ほんとは日がもう少し高いうちに出掛けるつもりだったのですが椅子に根が張って一向に立ち上がれなかった。
全然関係ないけどテレビで関西系の番組やっていて石川って西日本の文化圏なんだなーて実感します。言葉のイントネーションも関西っぽいですし。
名所の一本杉通り……ですが全部店閉まってやがる。部屋でぐだってたおれが悪い。
あとは海の近くに能登食祭市場もあるんで晩飯でも食おうと思ったんですがここもタイムアウト。自分を恨む。
また食祭館の近くには七尾マリンパークという大きな広場? 公園がありますが暗くて何も見えねぇ。ISO上げてシャッター速度バキバキに落として、何ならもう意地でタイムラプスを一本だけ撮りました。
ただ日本海の風を40分も浴びてたらそりゃ身体も冷えます。あったかいもの求めて飯屋を探す。
19:00 晩飯
日曜日ということで開いてる店が少ない。晩飯難民になりかけつつもなんとか空いている店に潜り込みます。あったけぇ。
2日目の晩飯はお好み焼きにけってーい。
北陸来てまで粉もんかよ! って言われそうですが、実はここも昨日の立ち飲み屋の店員さんから教えてもらってたんですよね。かなり美味いって。
一人で切り盛りされているようなので食事の提供はゆったりしたペースですが確かにこりゃうめーわ。
あと名物……なのかは分からないんですけど、冗談かよってくらいチーズを乗っけたメニューもあってチーズ好きにはたまんねぇ。
この前に豚玉一枚食べてたんですけど、他のお客さんが頼んでるのみて我慢できず注文しちゃいました。
パンパンになった腹で店を出ます。ちなみにとなりの席のおにーさんは件のフルマラソンに出場していたらしい。おれ絶対42kmも走ったあとお好み焼きは食べられないわ。それ以前に42kmも走れないか。
20:30 2日目終了
以上で2日目の行程はすべて終了です。まだ早い時間ですが、さすがに2日分の疲れが溜まっていたのでペイチャンネルの誘惑を断ち切りさっさと寝ます。
ちなみに2日目のウォーキング距離は10kmジャスト、撮ったビデオは89本プラスタイムラプス1本。まぁ車移動だったしね。
ラスト3日目に続きます。
【金沢・七尾】石川県を旅してきました【1日目】
仕事もひと段落して休みが取れたところで二泊三日の金沢・七尾旅行に出かけてきました。超突発の一人旅でもちろんカメラ持参。旅の動画はこれからショートムービーにまとめるつもりですが、忘れないうちに旅行記を書いてみようと思います。みなさまの参考に……たぶんならないなぁ(理由は最後に)。
とはいえ回転寿司が問答無用に美味くて、
バリバリインスタ映えする街並みがあったり(おれインスタやってないけど)、
日本で唯一砂浜を車で走れる道があったり、
あとはまぁ兼六園にはとりあえず行くよね、
って具合で、初めて訪れたんですけどすげー良いところでしたよ。石川県。
- 【1泊目】8:00 東京駅から出発
- 10:52 金沢駅到着
- 12:30 近江町市場
- 14:00 東茶屋街を散策
- 15:30 宿にチェックイン
- 16:00 金沢21世紀美術館
- 18:30 夜の東茶屋街を撮影
- 19:30 金沢駅でタイムラプス
- 20:30 片町で飲む
- 24:00 初日終了
【1泊目】8:00 東京駅から出発
東京駅から北陸新幹線に乗り込んで金沢に向かいます。今回乗車したのは8:12東京発かがやき526号でした。東京から最速で金沢まで向かう列車ですが全席指定なのでご注意を。おれが行った日もふつーの土曜日でしたがすべての席の予約が埋まっていたみたい。早めの予約をおすすめします。
まぁおれはそんな混雑を尻目にグリーン車で悠々とビールを飲わけです。初っ端から最高かよ。
10:52 金沢駅到着
かがやき26号は10:52に金沢駅に到着します。この列車にして良かったなぁと思うのはまさにこの到着時刻で、金沢駅近辺にはたくさん有名な回転寿司屋があるんですが、昼過ぎになるとどこもめちゃくちゃ混みます、つーか混んでました。一方で多くの店の開店時間は11時から。てことはかがやき526号で金沢に来ると非常にスムーズに開店凸ができるって寸法です。まぁ、もうすぐのダイヤ改正で時間変わっちゃうと思うんですけど……。
とりあえず金沢メシ一発目は駅西口徒歩1分の「輝らり」に来ました。
ウマァァァイッ! 説明不要ッ! 一応説明しておくとこれがのどぐろです。上品なサーモンって感じ。
寿司屋の味噌汁ってズルいですよね。美味いに決まってるし。
てな具合でのっけから完全に豪遊してるんですが、バカスカ飲み食いして5000円いかないくらい。東京でこれは……って比較は不毛なので好きじゃないんですけど、少なくとも地場の優位性は際立ちます。
飯食ってからはしばらく金沢駅で写真を撮ります。ベンチでふぅっと休んでいると写真撮ってくれとめっちゃ頼まれるので快く引き受けます。あの女の子二人組可愛かったなー。
次は近江町市場に向かいます。
12:30 近江町市場
金沢駅から歩いて10分くらい。卸売市場で蟹やらキンメやら、日本海のうまそーな魚介が並んでいます。写真の通りかなりの人出。活気があっていいもんですね。
一人暮らしの一人旅で魚介を買い込む気はありませんでしたが、ちょっとした酒のつまみも揃ってるんでホテルでの晩酌のアテをここで買うのもアリです。あとは海鮮丼のお店や寿司屋さんが立ち並んでいます。ただどの店も人気で、なんなら駅ビルの店舗より長い行列が出来ていました。近江町市場の店は比較的朝早い時間(7時頃とか)から開いているので、行列を避けるのなら二日目の朝とか、早めの時間帯を狙ったほうが良さそうですね。
そう言えば近江って滋賀だよね? ここ金沢よ? と思ったので調べてみたところこんなピンポイントの記事が。
近江商人の移住に由来するというのが有力な説らしいですね。またひとつ賢くなってしまった。
14:00 東茶屋街を散策
近江町市場からさらに15分くらい歩くと東茶屋街にたどり着きます。ここは国の重要伝統的建造物群保存地区(倉敷とか川越がほかには有名やね)で、まさに小京都として期待する金沢の街並みが続いています。
ていうか徒歩で近づいて行くとだんだん街並みが変わっていくのが楽しい。
パキッと晴れた空が木造の家屋に良く映えます。金沢は雨が多いったいうけど、ここは晴れた日に訪れたいですね。
あと金箔ソフトで有名な箔一は大行列。みんな歯に金箔つけて自撮ってましたよ。おれ? 一人でそんなことする勇気はない。
オッシャーなカッフェーも立ち並びます。よく見たら蕎麦屋さんでした。
あと東茶屋街から大通りを挟んだ川沿い(浅野川というのか)には主計町という、これまた重要伝統的ながいので以下略に指定された地区があります。
ここは旅籠や料亭が並び、東茶屋街よりも少し落ち着いた、というかシックな感じ。
クッソワクワクする路地裏が続きます。こんなんみんな好きでしょ。恒川光太郎の世界。
一通り町を巡ったところで茶屋街を後にします。夜また来るけどね。
15:30 宿にチェックイン
初日はTHE SHARE HOTELS HATCHiさんというシャレオツなゲストハウスに宿泊しました。東茶屋街から歩いて1分。
ドミトリーも個室もありますが、おれは相部屋を選択。カプセルホテルみたいにカーテンを閉められるので、ある程度のプライベートスペースは確保できます。
どうでもいいけどベッドの番号が327で、おれの誕生日と一緒なのがちょっと嬉しかった。ベッドサイドにはダイヤル式のロッカーがあるので不要な荷物を預けバッグの軽量化を図ります。そろそろ足腰がやばい。
16:00 金沢21世紀美術館
ホント定番スポットしか行かないなおれ。金沢初訪問だから仕方ないけど。
おれが行った日が金沢全体で混雑していたのかな、チケット買うのに30分くらい並びました。たぶん昼前に行ったほうが空いてると思う。あとはコンビニで前売りもしているそうなので買ってくことをオススメします。ちなみに有名なスイミングプールのエリアにはチケットが必要。
ただ無料スペースや屋外にも作品が常設されているので、そちらだけでも楽しめるの思いますよ。ただ体験型の作品なので一人で楽しむ難度は高い。結局スイミングプールは上から眺めるだけでした(一応チケット買って展示も見てきました)。
金沢21世紀美術館は兼六園・金沢城のすぐ隣にあるのですがこの日はスルー。三日目に訪れます。
18:30 夜の東茶屋街を撮影
陽が落ちたところで撮影のために東茶屋街に戻ります。地図眺めながは主要な道路練り歩いていたのでだんだん市街地の地理関係も身体が理解し始める頃合い。
25分くらいかけて東茶屋街に舞い戻りました。昼とは様子が一変しておりまして、まずひとがぜんぜんいない!
どの店も閉まるのがけっこう早いみたいですね。軒先の灯りが幻想的です。めっちゃ旅情あるなー。
せっかくなんで主計町にも立ち寄ります。すげー良い雰囲気! でもちょっと怖い。
19:30 金沢駅でタイムラプス
撮影工程のラストは金沢駅に戻ってタイムラプスを撮ります。もはや地図見なくても余裕でたどり着ける。
わざわざ駅まで戻ったのは鼓門のライトアップを撮るためです。マジで綺麗な駅やなー。
さすかに昼来たときよりは人通りが少ないけど、新幹線の到着のタイミングなのかな、たまにわっと人口が増えます。
以上で本日の撮影工程はすべて終了! ようやくお酒が飲めます。調べてみると金沢の歓楽街は片町というところらしいので向かいましょう。距離は……3km。こうなりゃ意地だ。
20:30 片町で飲む
30分ほどてくてくと歩き続けると街がだんだん賑わいを増してくる。膝に刺すような痛みがありますがエンドルフィンで中和します。良い大人の皆様はバスかタクシーを使いましょう。
ちなみに道中武家屋敷街という、これまたいー雰囲気の街並みが広がっています。途中まで気付かずスルーしてた。
片町に近付くにつれて人通りやお店の数がグラデーションのように増えて行きます。さんざん文句言いましたけど徒歩という速度感はこうした街の色合いの変化を肌で感じられるのが素晴らしいです。
なんていってるうちに片町の中心部に到着です。ちょっとすすきのっぽい? なんて安直な感想が湧く。
しかしけっこう歩いたなー。地方都市じゃターミナル駅と盛り場が離れてることは多いですけどだいたい鉄道の接続があるんですよね。札幌とか広島とか松山とか。金沢市民の方々はどうしてるんだろう。と思ったら一応私鉄の野町って駅があるのね。
ともかくいい加減ビール飲みたくて死にそうなので良さげな店を探します。外から見て雰囲気の良さそうな立ち飲みやさんにお邪魔しました。
この後に及んで立ち飲みとか、お前は座ったら死ぬのか? って感じですが、おれは一人旅で飲むときは立ち飲み屋に行くようにしてるんですよ。
店員さんからリアルな一次情報仕入れたり、現地の美味いもの教えてもらったり、あとは常連のおっちゃんの話も楽しい。でも職場のおっさんの話は楽しくない。ふしぎ。
今回も翌日の行程(レンタカー借りて能登半島を北上する)を説明したら地元のおにーさんがわざわざメモまで書いて教えてくれました。こういうのがなんか嬉しいんだよなー! 今となっては判読不能だけど。
あと金沢っておでんも名物らしいんですよね。メニューに乗ってたので頼んでみたところ魚粉と一緒に提供されます。金沢おでんって静岡おでんと一緒で魚粉かけるんですね! 自分地元静岡なんですよ! なんて喜んだらすげー申し訳なさそうに「すいません……それ静岡おでんです……」って謝られた。店員さんも静岡出身とのことでした。まぁめっちゃ美味かったから問題ないです。ダシが真っ黒な時点で予感はあったし。
しかし良いお店だったなー。2、3時間居座って、いや座ってはいないんだけど、宿に戻ります。もはや意地ってよりウォーカーズハイです。
24:00 初日終了
初日っていうか宿に着いたころにはもう日付が変わっていました。そのままベッドにダイブ・イン! したかったのですが、行程の記録とか写真の整理をしなければいけないので眠い目をこすって作業を始めます。HATCHiさんには宿泊者が24時間自由に使える共同のスペース(正確にはシェアキッチン)を解放しているのでありがたく使わせていただきます。
作業を終えてこれでほんとに初日は終了。しかし疲れたなー、どんだけ歩いたんやろ、と思ってiPhoneのヘルスケアを確認したんですが、
やったなー。
しかもこれ三脚やらカメラやらMacやらをぶち込んだたぶん15kgくらいあるリュック背負ってですからね。こんなバカみたいに意地はって歩くやつの行程は参考にしたらいかんです。素人にはオススメしない。日中はコミュニティバスも多く走っているのでそちらを利用しましょう。土日は料金も安くなるみたいですし。あとは拠点ごとに乗り捨てできるレンタサイクルもあるのでそれも良いと思います。
と、結構なボリュームになってしまったので今回のポストはここまで。二日目の記録はまた次回。
ちなみに初日の撮影はビデオ190本+タイムラプス3本。見境なく撮りすぎや。
【PIXI EVO】Manfrottoのミニ三脚を買いました
カメラを始めて以来メイン三脚、吸盤、ゴリラポッドと一眼レフ用のマウントをあれこれ揃えてきましたが、もっと気軽に取り回し出来るのが欲しいなぁ、てことでミニ三脚を購入することにしました。旅行とかに持って行くのも便利そうだし。
このレンジの商品はあちこちのメーカーからたくさんリリースされていて結構悩みましたが、結局マンフロット製のものを買いました。
PIXI EVO を購入
今回おれが買ったのはPIXI EVOというプロダクト。
公式サイトの紹介はこちら。
他にも候補はいくつかありましたが、結局なんでこれにしたのかっつーと、大きく
- コンパクト性
- 最大耐荷重
- ボール雲台
の3点で大きく刺さったからです。
コンパクト性と最大耐荷重ってそもそも背反するもんですが(チタン製はともかく)、人って欲張りなもんで二兎を追いたくなりますし。おれのカメラはkiss x7なので正直ヘタなミラーレスよりも軽量なのですが、それでも望遠レンズ付けたらそれなりの重量にはなりますからね。
んでミニ三脚ってカメラ売り場いくとホントに沢山種類があって驚きますが、それのほとんどがスマホ~コンデジ、良くてミラーレス用なわけです。一方のおれはタイムラプスの撮影がメインなので安定性は必須、てわけで最大耐荷重は2~3kg程度は欲しかったのです。
3点目のボール雲台は好みの問題ですが。とーぜん角度調整はシビアですが、コンパクト化に一役買ってくれます。おれは結構好き。
以上の要件を満たしつつ、それなりに安いものを! ってなると、ほとんど選択肢がこいつしかなかったんですよね。
ちなみにPIXIというこいつのワンサイズ小さい商品もありますが、最大1kgまでということで条件から外れました。取り回しは抜群に良さそうでしたけど。
PIXI EVOはこんな感じ
カタログスペックは以下のとーりです。
- 重量 260g
- 最大耐荷重 2.5kg
- 最低高 10.5cm
- 全伸高 20cm
- 最大高 20.5cm
以上、公式サイト(https://www.manfrotto.jp/pixi-evo-2-section-mini-tripod-red-light-and-compact)より引用。
実際にカメラを搭載するとこんな風になる。
折りたたむとこう。ゴリラポッドと比較するとだいぶ小さく見えますね。
石突きにはラバーも付いていて、安定性も悪くない。
クイックシューはなし。カメラとの接続は歯車状の円盤をくるくると回してネジを締めていきます。
脚は二段式で、高さを五段階に調節できます。
また、脚の開き具合も本体側面のレバーを切り替えることで二段階に調節可能です。
切り替え後の画像はこちら。べたーっとした感じになる。撮れる写真のアングルは結構変わってきます。
あと、脚の長さ調節で全開にするとこうなります。誰にも伝わらないと思うけど、なぜかSD武者ガンダムがリアル頭身に変形するのを思い出した。
以上のとーり、高さを調節できる機能が2つ備わっておりまして、脚高5段×開脚2段の計10段階の高さをカバー可能! なんて話でもなく、メインは開脚角度2段階の調節で、脚の高さはあくまで補助として使った方が良さそうですね。言うても高さ数センチくらいしか変わらないし。
とはいえ凹凸のある場所に設置する際は高さ、重心の調整にも寄与してくれて、おれとしてはありがたいんですよね。
ぶっちゃけそれ以上のことをやりたかったら大人しくちゃんとした三脚使うべきだと思います。
あ、あと折りたたんだ状態をグリップにしても使えますよ! 重すぎて現実的じゃないけど。
残念ながら脚の開閉は緩いので、こんな使い方はできない。これはあれですね、宇宙戦争(トムクルーズのほう)。
って「脚の開閉は緩い」って言い方ヤバイな
不満なところ
と、基本的な機能性能に対しては割と満足しているのですが、ワガママなもので、実際使ってみるといくらか不満も出てくるんです。
必要底面積が広い
前述の通りこの三脚では開脚角度を二段階でしか調整できません。開脚を狭角側の設定としても、三脚が形成する底面の正三角形の一辺は実測で約25cmです。
この正三角形の高さはおよそ21.6cm(ほんとだいたいの値ね)となるので、すなわちPIXI EVOを設置するには最低それだけの幅がある場所でなければなりません。
たとえば地べたやベンチに設置する分には何の問題にもないけれど、例えば太めの手すりなんかに置こうとするにはちょっと厳しいサイズです。大人しくゴリラポッドに切り替えよう。
脚延長時の剛性
プラスチックにそれを求めるのも酷な話かもしれませんが。全て脚を伸ばしきった状態ですとガタついてちょっと不安定なんですよね。
特に延長後の脚の固定はネジ締めが出来るわけでもなく、結構接続には遊びがあります。幸い重心は低いので風の影響をそれほど受けることはなさそうですが、ちょっとした振動でカメラにブレが伝わりそうです。
やっぱ脚の延長は水平取りの補助機能として割り切った方が良さそうだなぁ。
クイックシューがない
ぶっちゃけこれが最大の不満点。後から付け足すことももちろんできますが、コンパクト性や価格のメリットを損ないますね。
おれはマンフロットの三脚をほかに持っていないんですが、それでもたとえば旅先で良いスポットを見つけたとき、バッグから取り出していちいち円盤をくるくると回してネジ締めをして……って結構な手間に感じちゃうんですよ。
まとめ
以上、不満なところもつらつらと書きはしましたが、基本性能に関しては概ね満足しています。というかおれが挙げた不満ってこの商品に求めるべきスペックでもないと思うんですよね。正直PIXI EVOよりも安くて機能数が多い三脚もあるんでしょうけど、要所要所で感じるストレスはそれぞれにあると思います。この価格帯でアレもコレも……ってそれこそ無理があるし。
一方のこいつは機能が限定的なぶん、それぞれの箇所できちんとパフォーマンスを発揮してくれます。「なんでも出来る」は得てして「何も出来ない」に転じますが、一方でこいつはちゃんとユーザーエクスペリエンスの部分まで考えて設計されているんですよね。そんなプロダクトデザインも気に入っています。
ミニ三脚に求めるものがおれと同じという人は買っても損はないと思いますよ。
でもやっぱクイックシューは欲しいわ。
【東京タイムラプス】夜のベイエリアを撮ってきました【お台場、豊洲、晴海】
この間の
に続きましてベイエリアのタイムラプスビデオを作成しました。今回も夜景メイン。
ベイエリアとは、という感じではありますが、お台場、豊洲、晴海……いわゆる臨海副都心のあたりが中心です。いわゆらない?
けっこうあちこち周ってきたんで、主な撮影スポットなんかを紹介していきたいと思います。
投稿動画
今回投稿した動画はこちら。
前回と同じくRAWで撮影し現像、FullHDサイズに落としての投稿です。いつも撮影の際は三脚を使っている(当たり前か)んですけどレンズの手ブレ補正を切り忘れるという痛恨のミスを何度かやらかしてます。編集の段階で無理やり補正したつもりなんですが、ちょいちょいガタついている箇所があって悔しい……撮り直したいけどお台場遠いんだよなぁ……。
撮影スポット
今回もトータルで20箇所くらい周ったと思います。当然一日で撮りきれるはずもないので何日かに分けて撮影しました。急に仕事が忙しくなって途中全然撮影に行けなくなったのには焦った……。本当は二月の頭にはアップする予定だったんですけど。撮影は今年の一月、二月にかけて行いましたが、ビルの中の展望台はともかく屋外での撮影は寒すぎて死ぬかと思いました。海沿いだから風を遮るものもないし。防寒対策はしっかりとして行きましょう。
あと正直それベイエリアなん? って箇所も散見されますがその辺はご容赦ください。動画の尺の問題や……。
お台場周辺①(アクアシティ近辺)
タイムラプスってやっぱ人や車、雲なんかの動体が一番映えるのは間違いないんですが、今回の撮影では夜間だから人がいない、意外と交通量のある通りが少ない(首都高は通っているけど良い撮影スポットがあんまりない)、冬なんで雲が全然ない……なんて三重苦? に見舞われましたが、流石にこの辺は人通りも多くてそれらしい画が撮れました。それでも21時過ぎると一気に閑散とした感じになりますけど。
自由の女神とレインボーブリッジも。これはアクアシティのデッキから。タイムラプスなんで人が多いのは気にならない、むしろいてくれた方が良い。
お台場周辺②(フジテレビ近辺)
フジテレビでは18:30〜21:00にかけてGLITTER8という社屋を使ってのイルミネーションを実施しています。今回の撮影では全然タイミングが合わなくてビデオに入れられなかったんですけど、実施時間帯以外でも球体展望台だけはピカピカと光っていました。こっちは22:00くらいまで?
レインボーブリッジを撮るならフジテレビとホテルグランドニッコーの間のデッキがおすすめです。ただ完全に吹きっさらしの場所で、冬場は風がめちゃくちゃ強いので注意してください。おれみたいにヤワな三脚使ってるとガッタガタの動画になります。あと夏季は屋形船がたくさん浮かんでいるようなので、夏場にまたリベンジしたいなぁ……。
お台場周辺③(海浜公園〜レインボーブリッジ)
海浜公園からはデックス、アクアシティ、フジテレビのあたりが非常に綺麗に撮れます。風は相当強いですけどここを撮るなら冬が良いと思う。日の入りの角度的にマジックアワーがいい感じですよ。まぁゆりかもめの駅までけっこう歩きますけど。
あと今回のビデオとは関係ないんですけど、レインボーブリッジって実は歩けるんですよ。車線・ゆりかもめを挟んで南北に歩道があり、それぞれお台場と芝浦の景観を楽しめます。
ただし最終入場は17:30までなので、夕日や夜景を見たいって人はやっぱり冬場に訪れた方が良いです。風はクッソ強いしクッソ寒いけど。ただし三脚は使用禁止なのでそこはご注意。
芝浦から入って渡りきると上記の海浜公園に辿り着きます。ランニングコースとしてもめっちゃおすすめですよ!!
ユニコーンガンダム
かぁーっこいいー!!
ダイバーシティの等身大ガンダムです。やっぱ昔のRX78-2よりボリューム感がありますね。普段はデストロイモードでの展示ですが、30分に一度ほどユニコーンモード→デストロイモードに「変身」するパフォーマンス? ショー? をやっています。流石に全高が変わる腿や脹脛の変形機構はオミットされていますが、それ以外のギミックの再現度は超高くて、好きな人にとってはマジで感動モノです。
夜間のショーではプロジェクションマッピング、ライトアップと一緒にサイコフレームが劇中では有り得ない色にビカビカ光って面白いです。
ただ平日でも相当混雑していたので、良いポジションで見たいのなら早めにスタンバイした方が良さそうだなぁ。
晴海埠頭
造形が特徴的(この写真じゃわかりづらいか)な客船ターミナルです。目にしたことはあるけれど、何の建物かは分からない……って人も多いんじゃないかな。アクセスの難度がそれなりに高いんで空いてるかなぁと思いきや、野鳥の撮影なのかな、恐ろしく高価な望遠レンズを構えるシニアの方々がたくさんいらっしゃいました。おれにも1本恵んでください。
ここからはキレーな夕日を撮ることができます。このオブジェは何なんだろうね。けっこう好きだけど。
レインボーブリッジのリフレクションも撮れますよ(この写真はちょっと暗いけど)。
世界貿易センタービル
ここ浜松町なんでベイエリアとは違いますが、一応お台場方面の画ということで……。とか言いつつ東京駅方面の展望もビデオに含めていますが。
詳細は紹介記事を前に書いているんでそちらを参照していただければ。
記事ではべた褒めしていますが実際気に入りすぎてここ二ヶ月で三回も訪問しています。体感的に土曜日より日曜日の方が空いている気がする。
テレコムセンター
ここも紹介記事を書いているので、詳しくはそちらを。
どうでもいいですけど大江戸温泉物語が最近いつ行ってもマジで混んでいて困る……。
おわりに
今回はタイムラプス撮影の大敵である人の目をあまり気にせずに済んだのは幸いでしたが、とにかく寒すぎて死ぬかと思いました。そりゃ人通りもすくねー訳だわ。
東京のベイエリアがテーマ(正確には臨海副都心を意識したんだけど)でしたが有明や豊洲のあたりがかなり手薄になってしまったのは反省点です。ビックサイトとか雲の流れと一緒に撮りたったけど全然雲が出てくれねーんだもんなぁ……。
あとは本文にも書いた通り、夏場はまた違った表情を見せてくれるのではないかという期待もあるので、暖かくなったらまたチャレンジしたいスポットでもありますね。
次は渋谷を撮ってくるつもりです。
テレコムセンターで夜景撮影
もう先月のことですが、テレコムセンターで夜景を撮ってきました。前回の世界貿易センタービルに引き続き比較的穴場というか、人が少ないってのはそれだけで写真が撮りやすいもんやなーと痛感させられた次第です。
今回も夜景撮影ということで、展望台から撮れる景色について方面別にご紹介したいと思いますのでよろしくどーぞ。
テレコムセンターとは
テレコムセンターはお台場にあるどでかい多目的ビルです。まんまゆりかもめの駅名にもなっているんで名前は有名だと思うんですけど、降りたことある人って案外少ないのではないでしょうか。あっても大江戸温泉物語の方に行ったり。
それだけで穴場とか言うのも乱暴というか失礼ですけど、三脚はちゃんと使えるし比較的空いているし、肝心の夜景もかなり良かったので前回のフォーマットに倣いイカご紹介です。
展望台はこんな感じ
人が少なすぎてちょっと怖い
ゆりかもめの駅と直結しているエントランスからエレベーターで展望台のフロアへ行きましょう。しばらく廊下を進むんですけどまー薄暗い、人がいない。こいつは写真が撮りやすそうだぜとテンション上げるんですけど正直怖さがあるというか、ほんとに営業してんのか? って不安も出ます。
リフレクション対策はほぼ必須
三脚の使用はOKなんですけど、結構展望台が明るくてけっこう映り込みがあります。忍者レフとかがないとちょっと厳しいかも。基本的にどのビルでもそうだと思うんですけど、窓ガラスにレンズや機器が直接触れるのはNGだしね。
展望台フロアはこんな感じ
休憩スペースはわりと多め。自販機も用意されているのでゆったり撮影できると思いますよ。
あとどうでもいいんですけどマリカーってあるじゃないですか、ゲームではなくキャラの着ぐるみ着てミニカーで都内の道路爆走するやつ、どうもここはその立ち寄りスポットになっているらしくて、撮影していたら途中2、3グループがワイワイやって来ました。みんな5分くらいで帰っちゃうのはもったいねーなーと思いましたけど。案外タイトスケジュールなのかな。
【方面別】展望台からの景色
テレコムセンターの展望台はぐるっと一周できる回廊式ではなく逆L字型とでも言えば良いのだろうか、概ね北東〜西の270度程が見渡せる構造となっています。
以下は展望台にあるレストランさんのHPから引用した館内図で、基本どの方面もガラス張りで景色を見ることができますが、図の方位磁針があるあたりは建物の外柱に面していてあまり写真撮影には向かないかも。
ここからは実際におれが行って撮った写真から、方面別の展望を紹介してみよーと思います。
レインボーブリッジ方面(北東)
この展望台メインの景観ですね。正面にレインボーブリッジ、フジテレビ、グランドニッコー、東京タワーとお台場の名物がこれでもかってくらい詰め込まれています。ただダイバーシティのユニコーンガンダムがちょうど建物のカゲに隠れてしまっているのが残念なんだよなー! ネオジオングなら余裕で見えていただろうに。
パレットタウン方面(東)
お台場〜豊洲方面の高層ビル&タワーマンション群がよく見えます。うまい具合にビルの高さが均一になっていて、海沿いになるに従い建造物の高度が下がっていくさまも良い感じ、ソリッドでかっこいい展望で気に入っています。今回はすべてタイムラプスの撮影でしたが、もうちょっと交通量が多い&雲の流れがある日だったらさらに良い画が撮れていたかも。
ちょっと角度をずらして観覧車をクローズアップするとこんな感じ。たまたまなのかは分かりませんけどおれが撮影したときは観覧車のイルミネーションが灯っておらずちょっと地味な感じに……。ただ正面のビルの窓には観覧車のものと思しき灯りが反射しているんだよなぁ。まさかのびんぼっちゃまスタイル?
コンテナ埠頭方面(西)
おれ的にはもうこの写真(というかタイムラプス)が撮れただけで来た甲斐があった……! 重厚なガントリークレーンの雄姿とちょこまかと動き回るトラックやリフターの可愛らしい姿が見られただけで満足です。男心くすぐるね。おまけに展望台に来るひとはみんなレインボーブリッジとかの景色に夢中なのでこちら側は輪をかけて人が少ない。
ちなみに肉眼では分かりにくいんですけどこの奥には羽田空港があって、発着する飛行機の様子も撮ることができます。長時間露光したらめちゃくちゃ面白い写真撮れそう。
南西方面の展望はこんな感じ。光源が少ないので夜景としては地味な印象ですがジオメトリックな構図が近未来的ですげーかっこいいと思ってます。
そのほか
そのほかには上記の館内図の通り南東方面の展望としてスカイツリーや東京ゲートブリッジを見ることができます。ただいずれもちゃんとした望遠レンズがないと厳しいかなぁ。タイムラプス映えする構図をキメるのも難しそうだったのでおれは撮りませんでした。
あとゲートブリッジの奥にはディズニーランドがありまして、閉園時の花火を遠くに見ることもできます。確か時間は20:30ころ。
初日の出営業なんかもやっているみたい。
テレコムセンター展望台
見学料金:大人(個人)500円
営業時間:平日15:00~21:00(土日・祝日11:00~) ※最終入館 20:30 月曜日休館(祝日の場合は翌営業日)
アクセス:新橋から「ゆりかもめ」で17分。「テレコムセンター駅」下車。徒歩1分。
・新木場駅より「臨海高速鉄道」にて7分「東京テレポート駅」下車。徒歩10分。
撮影日:2018年1月28日(日)18:00~20:30
世界貿易センタービルで夜景撮影
世界貿易センタービルってご存知でしょーか。正直おれもカメラに興味を持つまで存在だけは知っていたものの登ったこともなく、登る予定も特になかったのですがいざ赴いてみるとメチャクチャ良かった。立地や価格ももちろんのこと、とにかく写真撮影に向いている場所やったのです。
今回は夕暮れ~夜景の写真を撮ってまいりました。ここは回廊式の展望台で360度夜景を見ることができますので、方面別にどんな写真が撮れるのか、サンプルと一緒にご紹介していきたいと思います。
世界貿易センタービルとは
世界貿易センタービルは浜松町にあるどでかいテナントビルです。高さは152m、建造当時は日本で一番高い建造物だったようですね。竣工は昭和40年と割と古く、高さもランドマークタワーやあべのハルカス、それこそスカイツリーなんかと比べると正直見劣りはしますが、建造から40年以上経過しているとは思えないくらい展望台は綺麗だし、とにかく写真撮影がしやすいし、もちろん夜景自体も素晴らしい! てことで何とも素晴らしい撮影スポットなのです。
写真撮影がしやすい理由
いくらいいぜいいぜと言っても何がいいのか一切伝わらないと存じますので話を具体化しましょう。おれが世界貿易センタービルが撮影に向いていると思った理由は以下の三点です。
三脚が使用可能
いきなり当たり前のことを、って思われるかもしれませんが結構三脚使用禁止の展望台って多いんですよ。夜景はもちろん、おれはタイムラプスの撮影がメインなので三脚禁止って死活問題なんですよね。ミニ三脚で誤魔化す、ってのも限界があるというか、気が小さいのでマナー的にも気になっちゃうし……。
ちなみにここが三脚使用可能ってのは写真好きでは中々有名なようで、同好の士というかジッツォのごつい三脚を担いだ猛者なんかも多くいらっしゃいます。未だに街中で三脚を構えることに気恥ずかしさがあるのですが、ここでは彼らの中に紛れることができているようでちょっと気楽です。木を隠すなら理論。
映り込みのリスクが低い
展望台の照明はかなり暗めで、映り込みのリスクは相当低いと言っていいと思います。もちろん窓にレンズを近づけるなどの工夫は必要ですが、照明ギラギラなところだと暗幕ないしは忍者レフが必須ですからね。ちなみに世界貿易センタービルでは暗幕の使用には許可が必要だったはず。忍者レフはどうなんだろう……? 窓もガラス保護のための特殊コーティングがしてあるようで、レンズを近づけるといっても直接触れてしまうことがないよう注意しましょう。
人が少ない
やっぱりここは多少穴場なスポットのようで、人も少なく快適に撮影ができます。窓に沿う形で椅子やテーブルが備え付けられているのですが、これまでいずれも日曜日の夜に何度か訪れてはいますがどこにも座れなかったってことは一回もなし。タイムラプスで椅子があるのは非常にありがたいんですよね。感覚には撮影目的の人の方が多いんじゃないかっていう。やっぱり東京タワー方面は人気なようでかなり人が集まっていますが、それでもカメラマンが多すぎて場所をどこも確保できない!なんてことはまずないと思います。
【方面別】展望台からの景観
芝浦方面(南側)
田町や品川へと続く高層ビルが立ち並びます。世界貿易センタービルは浜松町駅のすぐそばで、この辺りは東海道新幹線や横須賀線、東京モノレールが通っているので電車の動きも楽しいですね。写真中央を横切っているのは首都高都心環状線です。スローシャッターでヘッドランプの動きを捉えるとすごく映えた写真が撮れそうです。あと何よりタイムラプスで撮るととても楽しい。
画角をちょっとずらすとレインボーブリッジやお台場のフジテレビも撮れますよ。
東京タワー方面(西側)
ブレッブレな上にめっちゃ遮るビルがあってごめんなさい。何年か前から始まったこのビルのお陰で東京タワー方面の景色が大きく遮られるようになってしまったのです。東京タワーを映した写真はよく世界貿易センタービルから撮られていたのですが、もう二度とその景色を見られないと思うと、仕方ないとはいえちょっと残念ですね……。ただ画角を工夫すればビルが映り込まずにいい感じの写真を撮ることもできるかと思います。結構試行錯誤されている方が多くいらっしゃいました。
新橋方面(北側)
新橋~東京駅へと続く高層ビル群が素晴らしい! ザ・東京の夜景って感じですね。世界貿易センタービルの展望はやっぱり東京タワー方面が人気なようで、こちらは人も少なく写真が撮りやすい&椅子とテーブルを確保しやすいのでオススメですよ! この写真を撮ったのは冬場の夕暮れ~日没にかけてですが、夏場に撮ったら日の入りの角度的にマジックアワーがめちゃくちゃ綺麗に映ると思います。早く夏こねーかなぁ……。
勝どき方面(東側)
打って変わって水辺の風景。勝どき・晴海方面のタワーマンション群の間を縫うように運河が流れます。東京(つーか江戸か)が実は水の街であることを意識させられますね。おれだけ? 晴海埠頭や、奥の方によーく見ると葛西臨海公園の観覧車があることがわかります。
お台場方面(南東側)
世界貿易センタービルからの展望の中では一番気に入っている景色かもしれない。ちなみにおれはメインがタイムラプスの撮影なので画的に動きがあるか、も重要なポイントなのですが、一見静的な画に見えても水面のさざめきが何ともいい感じになってくれるのです。たまに水上バスとかが通るのも良い。手前の黒く潰れているところは旧芝離宮恩賜庭園です。日中だと良い感じに緑が映ってくれるんですけど、やっぱ夜間は厳しいですね……。ただこの景色を撮ろうとすると角度的にガラス面とレンズが水平になってくれないので、夜景を撮る場合には映り込みに気をつけましょう!
その他注意点など
以上、おれ的にはかなりサイコーなビルヂングなのですが、これから初めて行かれる、って方には、大した話ではないけど肩透かしを喰らわない&皆が快適に写真を撮れるように、以下の注意点を記しておきます。
富士山は見えない!
昔は晴れた日中なら富士山も見えたようですが、前述の通り西側に新たな高層ビルが建造されたことで富士山は見られなくなってしまった&東京タワー方面の展望が大きく制限されてしまったことに注意です。覚悟の上行きましょう。
それでも東京タワー方面の展望は人気!
なんて言っても東京タワーに面した西側のあたりは中々混雑します。特に夕暮れ時~夜間にかけてはご覧の通り結構な人出です。順番待ち? もあるくらい。正直おれはこの展望にはあんまり興味が湧かなかったのでスルーしていたのですが、東京タワーを撮りたいって人は場所の確保も重要です。
結婚式のリハをやってたり
結構な頻度……というかおれが行った時は100%の確率で結婚式のリハーサルをやっていました。撮影そのものには影響ないのですが、これをやっていると回廊の通り抜けできないので注意しましょう……注意事項ってほどでもないか。
その他撮影マナーを守って!
当たり前のことですが。いくら撮影に向いていると言っても独り占めはよくないので譲り合って撮影を楽しみましょう。あとは三脚は使えても暗幕は許可制だったり、ガラスフィルム保護のために吸盤の使用が禁止されていたりと展望台のルールは当然あるので、そちらも確認の上撮影に臨んでくださいな。
世界貿易センタービルディング展望台
見学料金:大人(個人)620円
営業時間:通常営業時間 10:00~20:30 (受付時間 20:00まで)※夏季およびクリスマスは延長となる場合があります。
アクセス:JR(山手線/京浜東北線)・東京モノレール浜松町駅と直結/都営地下鉄(浅草線/大江戸線)大門駅と直結(B3出口)
撮影日:2018年1月14日(日)16:30~20:00